1999年12月11日 後楽園ホール FMW
第4試合 リッキー・フジ VS フライングキッド市原
■第1試合の定番カードがが瀬奈ちゃん絡みの話になって、
セミ前に昇格! それでも、市原が勝てると思っていた人はほとんどいないと
思います。ケブラーダ、ムーンサルト…。瀬奈ちゃんとの恋愛を賭けているという
のに、何の工夫もなくいつもと同じ技を繰り出してゆく市原。確かにこんなヤ
ツとは別れた方が幸せかも。リッキーは足踏み付きスイート・チンで足の短い
HBKぶり。さすがに女がかかっているといつもより白熱した
展開になりましたが、コーナー最上段からのムーンサルトをよけられると、リ
ッキーのインディアンデスロックwithフェースロックで市原は簡単にギブアップ。本
当に瀬奈ちゃんのことを愛していたのかはなはだ疑問です。
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セミファイナル
■試合開始直後から派手な場外乱闘へ。その中で
も、TAJIRIとクレイジーの同時ケブラーダが飛び出し、歓声を買う。T
AJIRIと外道はかつて
大日本で熱闘を繰り広げた組み合わせということもあって、意識し合っている
様子。昨日は技巧の部分しか見えなかったTAJIRIだが、外道と絡むと、
実に良いね。キャッハッハーって笑いが響きわたります。
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メインイベント H、ミスター雁之助 VS 田中将斗、黒田哲広
■雁之助と田中でスタート。グラウンドで取り合う
2人。感情に火がついたか、ものすごいビンタ合戦を繰り広げる。田中は強烈
なタックルをかまし、またもグラウンドへ。4人が入れ
替わり立ち替わり、10分過ぎまでグラウンドをやっていたんだから、冬木政
権時代のFMWには考えられない話。しかし、その間会場の緊張感は緩むこと
なし。動きながら取り合ってゆくグラウンドレスリングは決して退屈なもので
はない。雁之助の足が狙われ、田中のドラゴンスクリューの後、黒田の4の字
固め。カットに入ったHにも田中が4の字固め。
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