1999年11月3日 東京zepp  アルシオン


初めてのプロレス観戦
 休憩。スナさんにWWF映画のビデオをもらいました。ところで、スナさん はプロレス観戦が初めてという方を今日この会場に連れてきたのですが。プロ レスを知らない方の試合中のリアクションというものは何かと楽しいもの。 その方も素晴らしい反応を見せていたようです。下田が出てくると、「小林 幸子みたいな人もいるのね」。府川のピンチに客席から「唯未たーん!!」と 声がかかると、「ユミタンってなあに?」。かなりツボに入り、試合後の酒で は、3人でずっと笑っていました。スナさん、歌はうまくないって噂 ながら、話は上手です。ちなみに私はスナさんのことを妻子持ち・但し別居中 だと本気で思ってました。別の人と勘違いしていたらしい。
 アルシオンガールはいつもしつこくパンフを売りに来ます。かわいいから、 別に良いんですけどね。今日のアルシオンガールはペチコートと言うのか、 なにやら膨らんだスカートを履いていました。スナさんが言うにはああい うスタイルの風俗もあるそうです。


セミファイナル マリー・アパッチェ VS 三田英津子 VS 矢樹広弓 VS 吉田万里子

 なんか素晴らしい組み合わせの決勝戦です。このアンバランスさがわくわく 感倍増。コールの時、吉田は三田に向かってポーズを決める。今までラスカチ ョとは一切絡まない姿勢を見せてきたが、 意識はしているってことね。「吉田、出てこい!」と三田。しかし、吉田は無 視。その三田の虚を突いて殴りかかったのが、なんとマリーだった。場内が大 歓声に包まれる。マリー、少しも臆せず、三田の巨体にパワーボムを決める。
 三田はマリーにラスカチョチョップを決めてから、突然矢樹の頭をはたいて、 感じ悪のタッチ。矢樹はムッとしながらも、マリーにミサイルキックを決め、 マリーからタッチを受けた吉田と矢樹の名勝負がこの会場で再現。今度は吉田 が三田に愛想なくタッチをし、三田と矢樹の絡み。この体格差が面白い。矢樹 は三田を背負い投げで一本! 吉田も飛び出して、後から三田にフェースクラ ッシャーを決めたり、ラスカチョにむかついているアルシオンファンにとって は胸のすく一瞬だったことでしょう。結局、三田は張り切るマリーのラ・マヒ ストラルで簡単に3カウント。「小川にはめられた〜」と叫び、ニヤニヤしな がら帰っていくラスカチョの2人。マリーは続けてみちドラで矢樹もフォール。
 マリー、メキシカンでありながら上にあがってきたのはいいんですけど、パ ワーボムとみちドラの連発ばかりという感じで、私的には評価できないです。 グラウンドもできるということは知っているけど、危険な角度で落とせばいい ってものじゃないだろう。最後はチキン・ウイング・フェースロックで吉田が マリーを下して、優勝。横浜文体での次期クイーン・オブ・アルシオンのタイ トルマッチ挑戦権を得た。っていうか、この日はFMW後楽園とカブっている から、見に行けないのよね。必ず、勝ってください。アジャがチャンピオンじ ゃ、どうにもなりません。

吉田さんの大きな写真(重いよ)

かなり面白いです。構図としてマリーはパワーボム大好き優勝。次は横浜


メインイベント アジャ・コング VS 大向美智子

立ち上がりは蹴り合いから足が長いですね

 最初からアジャに蹴りまくられる大向。しかし蹴り返し、さらにはアジャの 頭も蹴ってゆく。たいして参った様子のないアジャはフェースロック、えげつ ない逆エビで大向の細い体を絞り、じわじわと体力を奪っていく展開。体重の 差が苦しい。大向はソバットを打ち込み、ハイジャックパワーボムの体勢に入 ったが、これは外される。俯せのアジャに腕ひしぎを決め、これが最大の勝機 だったが、もう一歩。見よう見まねの裏拳はアジャを寝かせるにも到らず、ア ジャの垂直落下式ブレーンバスターで大向は真っ逆さま。
 アジャの裏拳をさんざんかわし続けた大向だが、立て続けに2発受けてしま い、ついに3カウント。アジャの完勝だろう。大向はもう立つこともできず。 吉田が現れ、横浜での対決をアピール。アジャは一応、大向にも声をかける。
「吉田とやった後、お前とももう一度遊んでやってもいいけどよ。それまでに なんとかしろよ」
 なんか今日はセミもメインもいまいちだったかな。悪くはないんだけどさ。

これが唯一の勝機だったが白い歯に気迫がこもる



お台場の観覧車。一時間待ちだそうです。


天気読み  WRESTLE