1999年12月5日 東京ドーム K−1
|
■何もすることがない日曜日。家でグワグワしていた
ら、電話が鳴った。会社の同僚から。K−1のチケットがあるから見に行きま
せんかと誘われる。御迷惑かけて済みません。1万円の席だ
から、あまりよく見えないんですけど、お金はいいですから来ていただけたら。
あなた、いつものことながら腰が低すぎます。喜んで見に行きましたよ。初の
K−1生観戦。 しっかし、すごいわあ。駅前ではテキ屋さん達がバッタもんのK−1グッズ を売りさばき、後楽園のゲームセンターのガチャガチャもK−1キャラ一色。 会場内に入ると、彼曰く去年より客が減ったということだけど、9割5分くら い埋まっているし。K−1は招待券もそれほど出していないはずだから、プロ レスの10倍くらい人気があると思います。開演の5時前に入ったのだけど、 すでにリング上では何か試合をやっている。アンダーカードらしい。その後、K−1登場を決めた黒澤のエキシビジョン があり、ようやく開幕セレモニー。すごいよ! 生オケじゃん。金のかけ方が プロレスとは違う。第1試合。私でも名前を知っている前田憲作が登場し、派 手な跳び蹴りなど見せて、膝蹴りからヘミングにKO勝ち。
|
|
2回戦 サム・グレコ VS レイ・セフォー
■ついに待ちかねたトーナメント開
始。1回戦を勝ち抜いてきた8人がスタンドにライトを浴びて立つ。1人1人
が紹介を受け、客の反応から判断するに、一番人気はやはり圧倒的にアーツ。K−1
が真剣勝負だとか、プロレスがナンだとか、そういうことは私
には関係がなく、どれもショーエンターテイメントとして観ているんですが、
その意味でもK−1は間違いなくトップクラスですね。ショーの進行が実に
洗練されているというか(ちょっと冗長な感じもありますが)。
|
|
2回戦 ミルコ・フィリポヴィッチ VS 武蔵
■デュラン・デュランだよ〜! ミルコの入場テーマ
曲は「Wild boys」。「Reflex」の後の今ひとつ
パッとしなかった曲ね。しかし、ミルコ良い感じ。対して「燃えよドラゴン」
で登場した武蔵、どうにも勝てそうな気がしないんですが。
|
|
2回戦 アーネスト・ホースト VS アンディ・フグ ■トップスター2人による2回戦。しかしながら、 ソツがないだけに印象の薄い試合となってしまったか。激しい打ち合いになる も、やはり、打ち負けることの多いフグ。踵落としも見せて、会場はわっと湧 いたものの、当たりは浅かったよう。大方の観客の見方通り、ホーストが判定 勝ち。試合後は、フグもそろそろという空気が会場に感じられました。
|
|
2回戦 ジェロム・レ・バンナ VS ピーター・アーツ
■今日のベストマッチ。ため息の出るような筋肉を身
にまとって現れたレ・バンナ。ものすごく強そう。プロレスだってできるぞ。
入場前に会場に流れたビデオも「アーツ、KOしてやるから待ってろよ」とす
ごくかっこいい。
対して、会場を揺るがすような声援で登場したアーツ。会場の空気はアーツが
勝って当たり前という感じ。実際、試合開始早々、例のハイキックがレ・バン
ナの側頭部に入り、ダウンを奪う。9カウントでやっと立つ。見ている側とし
ては、これでもういつアーツが決めてくれるかという空気だったのだが。
|
|
準決勝 ミルコ・フィリポヴィッチ VS サム・グレコ
■ミルコ、最初からガンガン打ち合っていこうとい
う姿勢。観客の立場としては、とても好感が持てる。これだけアグレッシブな
試合をする人も珍しいって言うか、クリンチ大好きな武蔵とはえらい違い。
ところが、試合開始早々グレコのキックがローブローに入り、試合が中断。再
生ビデオが会場に流れる。あらら、タマに入っちゃってるよ。以前、ベルナル
ドがアーツに急所蹴られて、脂汗流してるシーンがあったけど、今回はそれほ
どヘビーじゃなかったみたい。ミルコの回復を待って再開されたので、ほっと
した。
|
|
準決勝 アーネスト・ホースト VS ジェロム・レ・バンナ ■会場の雰囲気はアーツ戦の衝撃が脳裏に焼き付いて いるのか、レ・バンナ有利の空気。「ホーストびびってるんじゃないの?」と いう声も。実際、レ・バンナのラッシュにホーストはガードを固めて防戦一方。 ただ、レ・バンナの有効打はほとんどないように見えた。ホーストは2ラウンドか らラッシュ。棒立ちになったところ、頭にモロに数発食らったレ・バンナは崩 れ落ち、完璧なKO負け。この時の会場の盛り上がりようと言ったら! アー ツ戦、ホースト戦の2試合ですごく面白い試合を見せてくれたレ・バンナが今 日の私的MVP。
|
| スーパーファイトNo.2 ステファン・レコ VS ハリー・ホーフト
■休み時間。優勝が決まった瞬間みんなで第九を歌う
とかで、練習をさせようとする主催者側。しかし、誰も歌おうとしない。ダメ
だろ、この連帯感のない観客どもに何かをさせようたって。日本人って自分か
ら他人に何かを与えようなんて考えない人達だから。僕はとりあえず歌っ
たんだけどね。小声で。 |
|
決勝戦 アーネスト・ホースト VS ミルコ・フィリポヴィッチ
■ここでも仕掛けの早いミルコ。しかし、相手は百戦
錬磨のホースト。K−1での戦いになれていないミルコには危なっかしいなあ
という感じ。手数では、ミルコが上回っており、胸元へのハイキックなど派手
な技まで見せたものの、ホーストのガードは堅い。パワーで押されたホースト
がスリップダウンする場面もあったものの、徐々にホーストのローが効果を発
揮し始める。ガードを固めて動きを止めてしまったミルコの脇腹にパンチを1
発。ミルコ、脇腹を抑えたまま膝をついてダウン。1度は立ち上がり、会場は
嵐のような拍手の渦。しかし、もう1発腹に受けて、またもや膝をつき、KO
負け。ミルコの頑張りで素晴らしい決勝戦となりました。合唱団による第九が
会場に響く。12月だものね。
|